『第74回 紅白歌合戦』WEBニュースクリッピング調査

株式会社ワイズワークスプロジェクト(東京都港区・代表取締役社長 松田直人)は、2023年12月31日に放送される『第74回 紅白歌合戦』出場歌手に関するWEBニュースについて露出調査・分析を実施いたしました。

目次[非表示]

    1. 0.1.<出場歌手のWEBニュース調査・分析>
    2. 0.2.<初出場歌手のWEBニュース露出傾向>
    3. 0.3.<アニメ主題歌アーティストの話題性>
    4. 0.4.<クイーン+アダム・ランバートの特別企画出場の反響>
    5. 0.5.<X(旧Twitte)エンゲージメント数では男性グループが人気>
    6. 0.6.<まとめ>


<出場歌手のWEBニュース調査・分析>

■紅組最多WEBニュース露出数はAdoさん
調査期間中に最多WEBニュース露出数は、2,105件のAdoさん。昨年はアニメ映画の劇中キャラクターとして歌唱しましたが本人名義での出場は初となります。紅白歌合戦出場歌手の正式発表前から各ニュースメディアの出場予想歌手で名前が挙がっていることなどから調査期間中のWEBニュース件数が最多となりました。
 
■白組最多WEBニュース露出数は大泉洋さん
白組最多WEBニュース露出数は、2,052件の大泉洋さん。2020年、2021年、2022年と3年連続で紅白歌合戦の司会を務めていたことに加え、自身の新曲をリリースし歌手活動を積極的に行っていたことで音楽情報サイトなどに多く取り上げられておりました。


<初出場歌手のWEBニュース露出傾向>


『第74回 紅白歌合戦』には、紅組 新しい学校のリーダーズ、Ado、ano、伊藤 蘭、MISAMOの5組。白組 大泉 洋、キタニタツヤ、すとぷり、Stray Kids、SEVENTEEN、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEの8組。合計13組の初出場歌手の平均WEBニュース件数は1,632件。複数回出場歌手の平均WEBニュース件数は566件となっており、初出場歌手のWEBニュース件数が約3倍の検出数となります。
初出場歌手は話題性も高く、その年に活躍・話題となった歌手がグループが選ばれることが多いため、WEBニュース掲載数や関連ニュースが多く掲載される傾向であると言えます。


<アニメ主題歌アーティストの話題性>

『第74回 紅白歌合戦』出場歌手44組中8組が2022年から2023年にかけてアニメ主題歌を担当しており、総合ニュースサイトに加え、アニメ専門ニュースサイトへのWEBニュース掲載が多くなる傾向が見られました。


<クイーン+アダム・ランバートの特別企画出場の反響>

11月29日にイギリスのロックバンド、「クイーン」と、ボーカリストのアダム・ランバートさんが特別企画で出場が発表されました。当日は320件のWEBニュースが様々な媒体に掲載され注目度が高いことが確認できます。
その後、WEBニュース露出数は低下しますが12月5日に前日比+18件の29件の露出が確認できます。詳細を調査するとクイーンボーカリスト フレディ・マーキュリーのドキュメンタリー映画が2024年に公開されるというWEBニュースが掲載されており、ニュース内で『第74回 紅白歌合戦』への特別出演へ触れられていることが確認できました。


<X(旧Twitte)エンゲージメント数では男性グループが人気>

X(旧Twitter)では、Youtubeなどの動画配信サイトを中心に活動する6人組エンタメユニットの「すとぷり」がエンゲージメント数、POST数ともに1位となっており、各メンバーが75万フォロワー以上と、Z世代を中心とした動画配信サイト・SNSを活発に利用する層からの人気・注目度の高さを伺うことができます。
その他にも「SEVENTEEN」や「JO1」、「Stray Kids」といった男性グループがエンゲージメント数、POST数ともに高い数値を獲得しています。
エンゲージメント数上位10位以内に紅組から唯一ランクインした「MISAMO」は、アジア発9人組ガールズグループ「TWICE」に所属する日本人メンバー3人によって構成されたグループで10代をはじめとした女性から高い人気を集めています。

※エンゲージメント数とは
投稿に対してどれだけの「いいね」や「リポスト」が行われたかを表す数値で、ユーザーの興味関心を把握できる手段として有効です。


<まとめ>

 WEBニュース記事では、初出場歌手や海外の大物ゲストのニュースが多く掲載・転載される傾向が見受けられました。
個人が手軽に利用できるSNSでは興味関心のある歌手に対しての『いいね』や『リポスト』などのリアクションを行うことでファン同士のコミュニケーションが発生しており、動画配信メディアやSNSなどの利用が人気・ファン層の拡大に重要な役割を担う時代となっています。ワイズワークスプロジェクトでは、放送後の視聴率と露出数やエンゲージメント数の関連性など引き続きレポートして参ります。

<調査概要>
・調査対象媒体
株式会社ワイズワークスプロジェクトWEBクリッピング対象の約5,000サイト
X(旧Twitter) POST
 
・調査期間
WEBニュース   :2023年11月1日~11月30日
X(旧Twitter)    :2023年11月13日~12月12日
 
・調査キーワード
『第74回 紅白歌合戦』出場歌手名(https://www.nhk.or.jp/kouhaku/artist74/)

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